2010/09/17
 更新
2008/04/01 更新

えっちゅうやつお
路線:JR西日本高山本

千里 ← 越中八尾 → 東八尾
所在地:富山県富山市八尾町福島50番地             最終取材日:2009/11/22

旧七尾駅を移築した駅舎

発車した「ワイドビューひだ14号」名古屋行き

 おわら風の盆で全国的に知られる八尾町の玄関口。高山本線の富山−越中八尾間は1927(昭和2)年9月1日
に開業し、1929(昭和4)年10月に越中八尾−猪谷間が開業した。1934(昭和9)年10月に高山までの全
線が開通した。
 現在の駅舎は1927年9月の開業時に石川県の七尾線七尾駅を移築したものである。当時としてはモダンな建
物で今でも風情のある街にマッチしている。ホームは2面3線で駅舎側1番線が富山方面、2番線が猪谷方面、3
番線が主に八尾発着列車となっている。駅の北側には東西を結ぶコミュニティー通路と呼ばれる立派な自由通路が
あり駅の裏手東側には駐車場と公園がある。駅前にはパークアンドライド駐車場が整備されている。東口には屋根
付き駐輪場が無いため、自由通路の下は駐輪場として利用されている。東口にもパークアンドライド駐車場が整備
されている。文中、東口とは自由通路の東口で、東側に改札口は無い。駅前にJAあおばの八尾支店がある。
 富山市の婦中地区はベッドタウンとして人口の増加が目覚しく近年は八尾地区でも新興住宅団地が開発され、1
994(平成6)年までは乗客が増え続けたが、1995年からは減少または横ばいで推移している。1998(平
成10)年度の乗降客は年間75万人余りで、1日2000人余りとなっている。
 私鉄の七尾鉄道が七尾まで開通した時は現在地ではなく本府中町にあり、その後七尾港から奥能登の乗客を船で
運ぶために矢田新埠頭まで線路を延ばし1904(明治37)年11月に矢田新駅(七尾港駅と改称)を開設した。そ
の後1925(大正14)年に和倉温泉まで延伸され、七尾駅は再び現在地の御祓町に移転された。八尾駅に移築さ
れたのは矢田新駅と思われる。北国新聞社が2007年12月5日に発行した「北陸線写真帳」の245ページに
七尾駅の写真が掲載されていて、写真右側に旧駅の物と思われる窓が使われている。越中八尾駅の向かって右側に
窓が無いのはそのためらしい。また、同誌246ページに和倉停車場の写真が載っているが、越中八尾駅とそっく
りである。矢田新駅と和倉は同じ設計で造られたらしい。


1番線ホームから富山方向

1番線ホームから高山方向

2番線ホーム駅名表示板

1番線ホームの駅名表示板

3番線ホーム駅名表示板

1番線ホームの名所案内

1番線ホーム富山側端から

跨線橋階段から2、3番線ホーム

2番線ホームから駅舎

緑の窓口と改札口

大正時代を思わせる待合室

自動券売機

待合室のハキヨスク

2番線から改札口

1番線から改札口

駅舎入口付近

駅舎入口の駅銘板

高山側のトイレ

名所案内板兼バス待合所

和風木造の駐輪場

観光用コミュニティバス(地鉄受託)

町の東西を結ぶ自由通路

自由通路からホーム

自由通路から富山側

自由通路跨線橋部

自由通路東口階段

自由通路からホーム

駅前の社会実験駐車場

社会実験駐車場の看板

駅舎側のパーク&ライド駐車場

富山側から自由通路

東口のパーク&ライド駐車場

生活用コミュニティバス(市有バス)

コミュニティバスのバス停

駅前の福島町通り

八尾交通駅前営業所

JAあおば八尾支店

自由通路から八尾総合病院

自由通路から駅前広場

 この駅にとって「おわら風の盆」は一大イベントで駅員の応援、車輌の借り入れ関西の方面からのジョイフルト
レインの受入など、おおわらわである。日頃、キハ120形が2連または、単行で走る普通列車はすべて4連化さ
れ、しかも収容力の大きい高岡のキハ40系やキハ47系、京都のキハ65系が大量に導入される。それでも乗車
率150%くらいの大混雑。大阪から臨時特急「おわら」が運転される。臨時列車ですぐに折り返さない場合は猪
谷駅まで回送される。越中八尾駅はJR西日本関連会社への委託駅であるが、風の盆にはJR西日本社員も多数動
員される。
 風の盆の臨時列車はすべて快速で運行される。日中は快速だが夕方以降は行き違いのため各駅に運転停車する。
快速としているのは途中駅から乗客を乗せないのが目的で、以前は各駅停車だったため、各駅に駐車場へ入れない
大型観光バスが乗り付けて客を降ろしたため、遅延が重なり、ついには無ダイヤ状態となった。
 5月3日には立派な彫刻で飾られた曳山が坂の町を練り回る曳山まつりが行われる。諏訪町本通りの坂道を曳く
のは圧巻である。駅前からは町内を巡るコミュニティーバスが運行されている。経路はコミュニティーセンター−
八尾駅前−八尾総合行政センター−福島図書館−健康福祉総合センター−町民広場−和紙文庫−曳山展示館−おわ
ら資料館−ゆめの森ゆうゆう館−東町図書館−コミュニティーセンターで周回コースで運行されてたが、合併後は
観光用の「八尾まちめぐりバス」と生活路線のコミュニティーバスが分離された。
 八尾町南端の桐谷地区に2002年久婦須川(くぶすがわ)ダムが完成したが、この時アンモナイトをはじめ、多
くの海生化石が発見され堰堤下流の里山広場に造られた海韻館に多くの貝や魚の歯、骨の化石が展示されている。

諏訪町諏訪社の演舞場

下新町八幡社の演舞場

今町聞名寺の演舞場

諏訪町の諏訪社

下新町の八幡社

今町の聞名寺

福島町八尾駅前の特設演舞場

上新町の特設演舞場

5月3日開催の八尾曳山まつり

キハ120形4連の定期列車

大阪からの特急「おわら」

キハ65系の臨時快速列車

妙川寺を走る富山行き定期列車

1両増結の「ワイドビューひだ」

キハ40系+キハ47系臨時快速列車

日帰り温泉ゆめの森ゆうゆう館

工事で化石発見の久婦須川ダム

化石を展示する海韻館

到着する「ワイドビューひだ」

3番線折り返しの富山行き

発車した猪谷発富山行