2010/05/15
更新
2010/01/12 更新

いなりまち
路線:富山地方鉄道本線

電鉄富山  稲荷町 → 東新庄
所在地:富山県富山市稲荷元町                最終取材日:2010/05/10          不二越

稲荷町駅舎

到着する10030系電鉄富山行き

 ここは電鉄富山駅同様に富山地方鉄道のすべての線の列車が発着する。電鉄富山と稲荷町の間は富山地方鉄道の
鉄道線唯一の複線区間となっている。ここには車輌基地と工場があり、常時、富山地方鉄道の電車を撮影すること
ができる。稲荷町工場では日常の定期検査や修繕はもちろん、冷房化改造や大手私鉄より購入した電車の改造も行
っている。京阪の特急車両3000系と西武の特急車両5000系はここで改造され10030系と16010系
となった。最近では自動連結器から密着連結器、電気連結器への改造を行った。電気機関車を除いて連結器が交換
されている。
 本線ホームは相対式でカーブに作られている。不二越線のホームは車両基地を挟んで駅舎側にあり、年寄りの人
が電鉄富山へ行く場合は地下道を渡らなくても良い不二越線を利用する。不二越線列車は電鉄富山を本線列車の1
〜5分後に発車するパターンになっている。集札業務は委託された富山地鉄OBの方が交替で行っている。本線駅
舎側が1番線、稲荷公園側が2番線、駅舎側の不二越線ホームが3番線となっている。
 稲荷町駅は1914(大正3)年12月6日に富山鉄道の駅として開設された。その後1931(昭和6)年8月
15日に富山電気鉄道の富山田地方−上市間が開通。開通当時は電鉄富山−稲荷町間に、稲荷鉱泉前と富山田地方
の2駅が存在した。富山鉄道は富山と笹津を結んでいたが国鉄高山線の開通により貨物輸送が激減したため、昭和
8年4月20日に並行区間の堀川新(南富山)−笹津間を廃止した。1921(大正10)年4月25日に富山県営鉄
道の南富山−岩峅寺間が開通した。県営鉄道は常願寺川の治水と電源開発を目的に作られた鉄道で、現在は電鉄富
山−岩峅寺間が直通運転され1本の線となっているが、富山鉄道の路線が不二越線、県営鉄道の路線が上滝線と別
れている。稲荷町駅の線形はそのような歴史に由来している。
 駅の裏には稲荷公園があり、遊具で遊ぶ幼児からゲートボールを楽しむお年よりまで多くの人が利用している。
公園の外れからはJR貨物富山機関区のEF81やEF510を眺めることができる。また、この付近は北陸新幹
線の高架橋が立ち並んでいる。機関区の他に車両基地もあり、富山−大阪・名古屋間の特急列車や高山線、北陸本
線の普通列車の回送列車が頻繁に行き来する。
 駅前には工場があったが閉鎖され、現在はアピアシュッピングセンターができている。小杉町のアルプラザ同様
電車での買物客も多い。富山駅前のショッピングセンターは客層をヤングに絞り込んでいるため、年配者の電車で
の買物利用は稲荷町が多い。富山地方鉄道は63才以上を対象にゴールドパスを発行している。ゴールドパスは月
6200円で地鉄の電車バスが乗り放題で運賃を気にすることがないため、ここへ買い物に訪れる人が多い。ゴー
ルドパスは年間57000円で毎月買うより17400円安く設定されている。

ホームから電鉄富山方向

ホームから寺田方向

2番線駅名表示板

番線駅名表示板

1番線乗り換え案内

駅銘板

改修前の駅舎

本線・立山線ホーム

不二越線・上滝線ホーム

改札口と窓口

券売機

駅舎待合室

不二越線・上滝線の木製ホーム

構内の鉄道センタービル

車両基地案内板

鉄道センタービル案内板

稲荷町車両基地

車両検収庫

工場入口のラッシュ時増結用クハ

1番線ホームの電鉄富山行き

駐輪場

駅前のアピアショッピングセンター

銭湯の稲荷鉱泉

稲荷町駅側の稲荷公園入口

稲荷公園の紅葉

園内 上の橋からJR線方向

園内 上の橋から地鉄本線方向

稲荷公園から立山連峰

綾田町から本線橋梁

綾田稲荷神社

稲荷神社前から稲荷町工場

全検中のモハ14762とモハ14761

分解された14760系の電動機

補修が完了したパンタグラフ

14760系のエアコン

分解整備中の台車

市電の塗装も行う塗装工場

稲荷町車両基地の市電7000形

DLに引かれて南富山から到着

12021電気機関車

車両基地駐車場の業務用車

発車した不二越線岩峅寺行き

2番線を発車した宇奈月温泉行き

3番線に停車中の岩峅寺行き

稲荷町駅を発車した電鉄富山行き